クリーンなまち日野
日野市長選挙結果 4月18日実施
あるが精一 残念ながら及びませんでした。
選挙結果 1685票差でした
あるが精一 30,188票
大坪 冬彦 31,873票 当選
International Museum of the Baroque
クリーンなまち日野をつくる会 声明
汚職・腐敗をなくし、クリーンな市政の実現
あるが精一が現職市長に 1685票差に迫る大健闘
元副市長による汚職、市長の関与が大争点となった今回の市長選挙で、あるが精一市長候補は、疑惑を徹底解明し、汚職・腐敗の根を断ち、市民に情報を公開し市民とともに暮らし応援の市政をつくる政策を訴えぬき、クリーンな市政を願う市民の熱い期待を受け、現職市長と互角の選挙をたたかい抜くことができました。みなさんのご支援に心からお礼を申し上げます。
これに対し、現市長は、「私が解決する」と言いながら疑惑の真相を語らず、青年会議所の公開討論会の出席も拒否しながら「私を信じてください」などと書いた法定ビラを発行するなど、不誠実な態度に終始しました。
たいへん残念な選挙結果でしたが、あるが精一を先頭に選挙をたたかったクリーンなまち日野をつくる会は、汚職・腐敗の徹底解明、不正な報酬や補助金の返還、多摩26市トップの公共事業費の見直し、工事入札の公正な実施、コロナ感染対策の強化、全ての小中学校の体育館にエアコン設置、ミニバス、ワゴンタクシーの充実など、公約実現のため、みなさんと力を合わせて引き続き頑張ります。
(ニュース号外より)
●日野市民の30,188票の重みが激震を走らせています。
大坪市長は、当選が決まった18日深夜、「予想以上に厳しい戦いだった」「批判は真摯に受け止めなければならない」(新聞報道)と述べています。
また、翌日の事務所解散式では「3万人の有権者が大坪ノーと決断された事実は重い」と語っています。
選挙戦では、「不正を許してきた現職市長の立候補はおかしい」との声が、自民・公明の支持層からもあがりました。
期日前投票所となっているイオン前や豊田駅北口などで演説していると、「自民党支持者だが、今回はあるがさんにに投票したよ」という方もいました。
今回の選挙では、さまざまな市民のみなさん、21人の市内弁護士、さまざまな議員(議員候補者含む)などが、さまざまな形で、これまで以上に共同の輪を広げていったことも重要でした。
組織的には、現職市長陣営側(自民・公明・チームひの等の市議14名)の組織が圧倒的に大きく、仮に前回市議選での得票比率を比べるなら、あるが陣営は3分の1以下の力関係です。しかし、結果的には敗れましたが互角の選挙戦をたたかっていたのは事実です。
また、現職市長陣営は、国政レベルでは野党系の市議らを広告塔として取り込むことで、市民的共同の分断を図ってきました。不正をただしクリーンな市政にしてほしいという幅広い市民の願いに対し、多くの市民の願いや意見を理解できなかった議員が現職市長を応援していたことは非常に残念で、あるが精一さんを市長にしたいという、彼らの支持者の多くの声や意見をも無視する態度で、むしろ「不正を徹底的に解明する」態度でなかったことは真摯に受け止めるべきではないでしょうか。実際に、市民が市議会に請願した「疑惑の全面的解明を求める請願」の採決では反対しています。この市民的な動き「不正を徹底的に解明したい」という声を無視する議員では市民の信頼が得られるのでしょうか。
なお、今回の選挙戦では、不正をただしクリーンな市政にしてほしいという幅広い市民の願いに応え、立憲民主党の日野市周辺市議団や川田龍平参議院議員、有田芳生参議院議員、社民党の福島瑞穂議員党首、日本共産党の小池晃書記局長などの国会議員や新社会党、緑の党のなどの議員があるが応援に立ち、さまざまな立場の市民やさまざまな党派の議員と共同の力を市民に示すことができました。この動きは日野市政の不正を許さない、クリーンな日野市政を望む広範な市民の意志を尊重した動きで今回の選挙戦での共同の力となっています。
あるがさんを応援する選挙は、日野市での新たな共同の輪がひろがったことが強く感じられる選挙となりました。この動きはさらに広がるとの確信になっています。
●不正・汚職の解決を選挙の最大争点とした3万人以上の市民行動
あるが精一さんが3万票を超える支持を得られたのは、不正の全容解明、汚職・腐敗の一掃を市長選挙の中心的な争点にすることができたことにありました。
昨年の「元副市長らの不正疑惑の真相を究明する公開シンポジウム」では、当時市議のあるが精一さん、中野昭人市議、山口俊樹弁護士が報告していますが、多くの市民がこれらの事実にたいへんな憤りを感じました。市民みんなの力で疑惑の解明をのリーフレット「元副市長らによる『不正事件』の真実」も発行されました。
また、不正の数々に現職市長が深く関与していたことを示す公文書が相次いで市役所の担当課から公表され、12月の市議会での追及を経て、1月からは市政の不正、私物化の疑惑を全面的に解明することを求める署名運動が始まり、5707筆の署名が集められました。
これらの運動を通じて、不正の事実、汚職の疑惑を究明する動きは多くの市民の関心を高めていきました。
その中で、元副市長の不正を個人の問題にとどめず、市長の関与、一部業者・地権者・市幹部の癒着による構造的な問題であることを明らかにしてきたことも重要でした。
もう一つ大事なことは、市民と政党の共同を最後まで追求し、さまざまな市民・弁護士・議員など、これまでの共同をさらに広げることができ、有権者にあるが精一さんが市政を担う政治的広がりを示すことができたことでした。
不正・汚職の解決を最大争点としたこの選挙で、投票日には3万人以上の市民が行動で意志表示をしたといっても過言ではありません。
●「クリーンなまち日野をつくる会」は継続し、疑惑解明、汚職・腐敗をなくす運動などにとりくみます
大坪市長とその陣営は、選挙のなかで、「私が解決する」「私たちは変わらなければいけない」「捜査と平行して真相の究明を進めていきたい」と言ってきました。市民への責任を徹底して果たすべきです。
今後、元副市長の不正の解明、市長や市役所の関与、たかはた保育園の廃止と民営化をめぐる市長の関与などについては、元副市長の不正な報酬や補助金の返還求める裁判、市の第3者委員会、起訴された河内元副市長の刑事裁判、川辺堀之内区画整理事業での建設工事の入札談合の調査(公正取引委員会)などにより、さらに解明されなければなりませんし、裁判等でも解明されるでしょう。
現職市長の関与した事実が明らかになれば、市長の資格も問われます。市幹部の不正のあった他市では市長が任命責任を問われ辞任しています。市長の任命責任は重大です。
また、市議会与党が数の力で事実を覆い隠すことを許してはなりません。
さまざまな立場の市民やさまざまな党派の議員と共同の力は今後も続きます。
クリーンなまち日野をつくる会は、、クリーンな日野市政を望む広範な市民の意志を尊重し、あるが精一さんとともに引き続き、「元副市長の不正」の疑惑解明、汚職・腐敗をなくす運動などにとりくみます。
【余禄】
現職市長陣営の市議は「直前まで有賀候補がリードしていた」、「共産系市長では市民の命とくらしを守れない」と、「自分の選挙だと思って最後の巻き返しをした」とも述べています。
ここまで、あるがさんの支持がひろがったのは、不正をただしクリーンな市政にしてほしいという幅広い市民の願いを集めることができたからです。市民の命とくらしを守るのが市長の務めであり、市民のたいせつな税金で行政を運営する視点に立てば、今回の選挙での3万人以上の市民の意志を冒涜しているコメントなのではないでしょうか。